
2009-05-22掲載
|
こんばんわ、リョーシ猫の「わたし」です。
ネコといえば、最近こんなの見つけて
はまっていますよ。
「動物エゴグラム」
キャラクターにはライオン、コアラ、
それからネコなどがいて
質問に答えると、あなたは「これ」
というのを「診断」してくれるしくみ。
こういうカウンセリングというか、
自己診断のようなものは、
要するに、自分の弱点を把握して
その克服を阻むものを見つけよう、
ってわけですから、
『週刊リョーシカ!』の企画に悩む昨今、
さっそくやってみましたよ。
で、その結果は──
リョーシ猫の「わたし」ですが、
キャラはネコじゃありませんでした。
なんとサル!……意外です。
さて今週は、
量子の今後を占うトピック。
では、どうぞ。
|

|
 |
ふあい。
というわけで、今週の問題は、
ずばり、アンケート最後の質問になります。
こんな質問でしたよ。
今後、暮らしのどんなところに
量子が活用されていくと思いますか?
・暗号
・魚群探知
|
 |
ふむふむ。
|
 |
さっそく集計結果いってみましょう。
2009年5月8日の集計で、回答数30票、
「暗号」26票(87%)、
「魚群探知」4票(13%)、
でした。
|

|
 |
魚群探知ですかぁ。
|
 |
そうです。
わたしはいちおうネコですから、
魚には興味がありますよ。
この魚群探知、どうやら
魚を獲る時に欠かせないツール
らしいのであります。
漁をする時に、超音波を使って、
海の中に、ああ魚群がいるぞ
っていうのを「探知」できるようです。
|
 |
ふむふむ。
|
 |
しかし、改めて考えてみると……
群れない魚の場合は探知できないのかな?
それに、これは要するに海の中へ音波を出して
はね返ってくるのにかかる時間で
魚群のいる/いないを探知するわけだから、
海底付近に棲息する深海魚の場合は
どうなるんでしょうねえ?
……あ、もしかして!
そういう問題を、リョーシがずばっと
解決してくれるんですか?
|
 |
うーん、そうですねえ……。
あるかないかを探知する、
「量子イルミネーション」と呼ばれるものがあります。
もしあれば、照らし出されるので、
あることがわかる──という仕組みを
量子的に行おうとするものです。
ただ……これは
すぐにできそうにないですけれども。
|
 |
うっ、ダメか。
|
 |
しかし「暗号」のほうは、実現が進み、
実用化が近づいているものがありますよ。
|
 |
あ、じゃあ、ここで正解は
「暗号」ってことでいーですね?
|
 |
はい。
それは「量子鍵配送」という技術です。
暗号では、量子が活躍する場面が
これからいろいろ増えてくると思います。
この技術によって
量子の性質を活かした、
理論的には100%安全な通信を実現できます。
|
 |
100%っていうのは、すごいですね。
暗号の歴史に残りそう。
|
 |
そうですね。
|
 |
しかしいったい量子のどこが、
安全な通信に役立つんですか?
|
 |
手短に言うと……
まず量子に特徴的なのが
0でもあり、1でもある、
「重ね合わせ状態」というものでした。
|
 |
ふむふむ。
「第7週:何をどう「重ね合わせ」るの?」
でやりました。
|
 |
はい。この重ね合わせ状態を使い、
量子に情報を担わせて、通信しているとします。
ところが重ね合わせ状態は、
重ね合わせの元の状態がわかっていれば、
ちゃんと中の情報を取りだすことができますが、
盗聴しようとして、状態を測定したりしても
情報が得られないばかりか、
元の状態が失われてしまうために、
盗聴の痕跡を残してしまいます。
こんなふうに量子では
今までにないやり方で、
セキュリティの高い通信を実現していくんです。
|
 |
インターネットの暗号技術も、
いつか量子になるんですか?
|
 |
将来的にはそうなるかもしれませんね。
|
 |
そうなのか……。
いいような、悪いような。
|
 |
では今週は、このへんで。
|
 |
ええっ! 
|
 |
量子で暗号、と聞くと、
なぜ? どうやって?
と皆目わからない感じがしてしまいますが、
量子の基本的な性質を思い出すと、
ははん、それを活かせば、
なるほど暗号なんかに使えるな、
って自然に思えてきますよね。
ま、実際はそんなにカンタンじゃ
ないんでしょうけど。
近い将来、
この量子ならではの性質を使って
よりセキュリティの高い
暗号などの通信技術がいろいろと
出てくるのだそうですよ。
さて、たくさんの方にご協力をいただきました
「週刊リョーシカ!」アンケート2009も
今回でひとまずの区切り。
なお、集計結果を以下に公開しました。
集計結果はこちらから
来週、『週刊リョーシカ』は
ちょっとお休みをいただいて、
むむむ、と、パワーアップして、
カムバックしたいと思っております。
こちらもどうぞお楽しみに。
|
    
|