忠実度100%を目指す実験室
送信者であるアリスの光子を、中継器の電子を介して量子テレポーテーションによって受信者ボブ側の物質の核子に転写し、さらにその情報をメモリーさせるという量子操作に取り組む小坂研究室の実験室の様子。しかも、この転写の忠実度を100%に維持できるとのこと。「実際には失敗することもあるのですが、このテレポーテーションのしくみを使うと失敗したことがわかるため、失敗したらもう一回やり直すことで必ず成功させます」と小坂教授。装置はアリス側が奥、ボブ側が手前で、対称を成す構成になっています。
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小坂教授が示す先にあるのは、ダイヤモンドを入れた冷却器。長距離を想定した通信用には赤外線を使い、この光をダイヤモンドに合った波長に変調して吸収させている。
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こちらは受信側、ボブの装置。「部屋を整理整頓できる人は、実験にも成功する」という小坂教授の教え通り、ぴたり、整然と備え付けられている。
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受信側、ボブの装置を操作する研究室のメンバー。何層ものレイヤーにわたる量子回路の設計や切り替えも、今やパソコン上で制御できるという。
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隣室では装置のコンパクト化設計や、デジタルコヒーレント量子制御の開発が進められている。
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隣室の実験室で、コンパクト化が進む電磁波生成装置その他の量子デバイス。その軽さ、小ささが目を引く。
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