量子の世界をのぞいてみよう
Welcome to the Quantum World #018

量子暗号の現在を測るQCrypt2015とUQCC2015の多彩なプログラムから、今回初めての日本開催とあって特に人気の高かった、4つの講演を紹介しましょう。UQCC2015には招待聴講客60名も参加し、壇上に負けるとも劣らない会場の顔ぶれも、コンフェランスの存在感を印象づける風景のひとつでした。

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開催初日に行われたIBM Researchのチャールズ・ベネット(C. H. Bennett)とモントリオール大学のジル・ブラザール(G. Brassard)による講演の様子。リラックスした雰囲気の対談に、会場も大いに沸いていました(UQCC2015)。

 

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UQCC2015のプログラムの1つとして行われた、ウィーン大学のアントン・ツァイリンガー(Anton Zeilinger)教授と会場をつなぐライブ中継より。写真は、長年、量子エンタングルメントの研究や量子テレポーテーションの実験に携わるツァイリンガー教授が、会場の大きなスクリーンに登場しウィーン市内のビル間で行われている量子通信実験について紹介したところ。

 

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ジュネーヴ大学教授のNicolas Gisin氏による、量子暗号の研究は現在どんな地点に立っているのかを概観するキーノート講演から。Gisin氏の専門は量子物理学、統計物理学。特に1995年にいち早く長距離量子通信の実験に成功したことで知られる人物です。

 
 

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カナダ・ウォータールー大学の量子コンピューティング・センター(IQC)の創設者・副所長として、量子アルゴリズムの最先端的研究開発に取り組むMichele Mosca氏の10月2日の招待講演から。次世代ICTをセキュア&ロバストにするには? RSA-2046を破るのに必要な道具は? 量子コンピュータのサイバー攻撃に量子暗号技術は間に合うか?等、さまざまな問いかけの下に量子コンピュータが可能な時代のセキュリティについて考え、「いま行政・企業・個人にできること」を紹介しました。

 

写真をクリックすると、説明文が表示されます。

量子の世界をのぞいてみよう
Welcome to the Quantum World #013

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